66期司法修習生
2013 in Kyoto
7月集会
プレ企画
憲法改正
を考える。
2013年6月1日(土)ウインクあいちにて、プレ企画を開催いたしました。
68名の方にご参加いただきました。お忙しい中ありがとうございました。
●プレ企画とは
プレ企画とは,7月集会に先立ち,1つのテーマについて研究をする企画です。
今年度は,「憲法改正を考える。」をテーマにしました。
昨年の衆議院議員総選挙で第二次安倍内閣が発足し,今年の参議院議員選挙の結果次第では,初めての憲法改正の発議がなされる可能性があります。
しかし、私たちは,憲法を改正するということがどのような意味を持つのかということを本当に理解しているでしょうか。憲法を改正すると私たちの身の回りの生活にどのような影響が出るのでしょうか。なぜ,今,憲法改正が必要なのでしょうか。政権与党である自民党の憲法改正案を知っているでしょうか。その改正案に問題はないでしょうか。
お二人の講師をお招きし、これらの点についてご講演いただくとともに、グループワークを行って参加者自身で憲法改正について考えました。
●仲松大樹弁護士(名古屋共同法律事務所)
「平和主義と基本的人権のゆくえ」
「攻められたらどうするのか」。この素朴な疑問について、
改憲草案に加え、国家安全保障基本法案や首相の発言、海
外メディアの反応も踏まえて、自民党が集団的自衛権行使を
狙っていること、そしてそれがどのような意味をもつのかという
点からご講演いただきました。
●愛敬浩二教授(名古屋大学大学院法学研究科)
「『押し付け憲法論』と立憲主義
-『安倍改憲』の文脈で」
押し付け憲法論、立憲主義、改憲手続や憲法尊重
擁護義務など幅広い問題についてユーモアを交えて
わかりやすく解説していただきました。
●グループワーク
参加者が6人ずつのグループに分かれ、
意見、感想や疑問点を話し合い、講師の
お二人からコメントをいただきました。
疑問を解消するとともに、自分の考えを
再確認する機会にもなりました。
活発なやり取りができ大いに盛り上がり
ました。